「西村ツチカ個展 クマよけの鈴」のこと(1)

標準

西村ツチカさんの個展、『クマよけの鈴』を見に行きました。

マンガの生原稿を見るのははじめてで、
ふと、芦屋の谷崎潤一郎記念館の景色が頭に浮かんだので、生原稿特有の迫力を無意識に感じ取ったのかもしれません。
(限りなく、畏怖、に近い。)

特に印象的だったのが、ピューリッツァー賞のワンシーンでした。
小説でも映画でも、もちろんマンガでも、
「首を吊る」と「女の子が身体を無理矢理触られる」という状況がどうしてもつらくて
(特にそういう過去がある、という訳ではなく、単純に、蜘蛛が怖い・蛇が怖い、と同じように理由がなく漠然と怖い)
読み飛ばしたり目をつぶってしまうのですが、あまりにも伸びやかな清々しい絵に、
もう一度読み返してみたくなり……
せっかくの、好きな作家の方の作品を、自分で狭めて読まないのは勿体ない、と痛感。
未来のあるラストに、改めて救われた思いでした。
(でもやっぱり明らかな悪意も、無邪気なそれも、読み返して向き合うには覚悟が必要)

そして、もうひとつが、藤村の夢の、みなちゃんでした。
百合が印象的な絵で、でもあまり見覚えがなくて、はじめて見た感覚があって……
(これはトークショーを通して、雑誌版で読めるということが後にわかる)
この絵がきっかけで、もう一度、
「さよーならみなさん」について考え直したので、そのことを次の記事にまとめます。

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